最近の乳がん治療は医学の進歩によって、おとなしい性格のものや活発なものなどそれぞれのタイプに合わせた治療を選択できるようになっているそうです。
検査の結果、私はトリプルポジティブというタイプでした。調べたことや先生に聞いたことを綴っていきたいと思います。
乳がんのサブタイプとは❓
乳がんには、比較的おとなしいものから、増殖が活発なものまで、様々なタイプがあり、再発のリスクが異なります。乳がんの初期治療ではそれぞれのタイプに応じて、必要な患者さんに適切な治療を実施し、不要な苦痛を与えないようにするために、世界共通の考え方をもとに効果的な治療法が推奨されています。
参照：乳がんのサブタイプ | 薬物療法の考え方 | 専門医が解説する乳がん治療 | 乳がんinfoナビ (nyugan-infonavi.jp)
「女性ホルモン」に左右されるタイプかどうか、「HER２タンパク」が高いか低いか、またはどちらにも左右されないタイプかなど、様々な判断材料があります。
検査の結果：トリプルポジティブタイプ
検査の結果は、「トリプルポジティブタイプ」でした。
トリプルポジティブタイプは、ホルモン受容体陽性（女性ホルモンに左右される）・HER2タンパク陽性（HER2タンパクに左右される）ということみたいです。
卵子凍結が終わった後は手術の予定でしたが、HER2陽性（進行が早い？）だったため、抗がん剤を先に始めることになりました。おっぱいとのお別れが悲しすぎたので、まだ切らなくていいんだってちょっとホッとしました😫
主治医から言われたこと
私が主治医から言われたことは下記の通りです🌸
・HER2タイプは昔は予後不良タイプだったが、「ハーセプチン」ができてからの治療成績がとても良い。
なので、ハーセプチンを使うことで、「顔つきの良いタイプ」のグループに入れると信じている。
せ、先生・・・！HER2陽性はいいことですか…？ググったら怖いことが出てきて😭
使える武器が増えたということです。
たしかに記事には良くないことも書いてあると思うけど、「ハーセプチン」が出てきてから予後が大きく改善しました。根治が見込めます。
治療は10年経つだけで大きく変わります。昔の記事は読まないでください！！！
「怖いことは一切言わないでください」とくれぐれもお願いしたので、前向きな言葉をくれる先生…神✨
映画「希望のちから」～ハーセプチン誕生までの映画～
ハーセプチン誕生までの医師の葛藤や苦労が描かれている映画です。HER2陽性の方は見ると良いかも..
この映画を見て、医療関係者や被験者の方々、それを支える家族や周囲の人々など、そういった努力と苦労の上に自分の命はあるんだなと思うと感謝しかありません…。大事に生きよう、と思いました。
特に印象に残っているのがこちらのシーン～製薬会社に薬の治験開始を阻まれているシーン～
知り合いにガン患者がいないようだ。幸運ですよ。私は違う。毎日がん患者と向き合っている。
体を切り刻み、焼く以外の治療をしてやりたい。子どもの頃医者が父の命を救ってくれた。それで医者を目指した。患者のみならず家族も救えるからだ。末期がんの患者が私に尋ねます。ほかに治療はないのかと。私は「ない」と答える。あるんです！金勘定だけで人を救うチャンスをつぶすな。私は現場しか知らない。だが我々は何者なんだ？商売人じゃない。我々は医者だ。第一相試験の開始を。
病気になるまでがんなど病気とは無縁でした。そして、病気になってから知り合いにガン患者がいないんだろうな💦とデリカシーのないことを言われることも💦こんな風に向き合ってくれる医師の存在に救われる思いがします。😿
2大レジェンドの紹介
最後に闘病中元気をもらっていた２冊の本を紹介します。お二人とも乳がん界のレジェンド（←勝手に）です💃✨
お二人ともトリプルポジティブタイプと書いてあったのでこちらの記事で紹介しましたが、生き方・人生観など病気関係なく前向きなパワーをもらえる本です！！！
①「もしすべてのことに意味があるなら がんがわたしに教えてくれたこと
②彼女失格 恋してるだとかガンだとか
まとめ
・HER2陽性タイプはハーセプチンが現れてから、予後が大きく改善されている。
・HER2陽性タイプの患者さんには、ぜひ「希望のちから」という映画を見てほしい。
・「鈴木美穂さん」「松さや香さん」の本や発信が元気をもらえるので、治療中の方には特におすすめ
昔の記事やネット検索をすると、HER2陽性には良くないことも書かれていますが、「ハーセプチン」が現れてからの情報を知るべきです。私は治ると信じているし、絶対に治してやると思っています。
あと9年ホルモン療法頑張るぞ～～～～～✊💖
