抗がん剤を始めると妊娠できなくなるかも…という説明を受けていたため、
「子どもがほしい」「妊孕性(妊娠する力)をどうしても守りたい」を連呼していた私に先生は言いました…。
ゾラデックスを打って生理を止めましょう!
・・・ゾラデックスとはなんぞ??
本格的な治療に入る前に、注射を1本打つことになりました。
ゾラデックスとは??
ゾラデックス(商品名:ゴセレリン)とは
商品名ゾラデックスは一般名ゴセレリンという抗がん剤で、イギリスのICI PLC社(現アストラゼネカ社)により開発されました。
抗がん剤の中でもホルモン剤に分類される薬剤です。
前立腺がんや乳がんに適応を持つ抗がん剤となりますが、前立腺がんや乳がんは男性ホルモンや女性ホルモンの影響を受けて増殖していくことが分かっています。
これらのホルモンは、脳にある下垂体から分泌されているホルモンで、ゾラデックスはこの下垂体に作用して性ホルモンの分泌を抑える薬剤となります。参考:がんメディ | ゾラデックスが適応となるがんの種類と治療効果・副作用一覧 (ganmedi.jp)
日本では1991年より輸入承認を受け、1994年に閉経前乳がんでの適応が追加承認されています。
調べてみて知ったのですが、一種の抗がん剤なのですね。
性ホルモンの分泌を抑える効果があり、私のような女性ホルモンの影響を受けて増殖するがんのタイプに治療効果が期待できます。
抗がん剤の中でも副作用が少ないです。
主治医の言葉💡
ゾラデックスと妊孕性になんの関係があるんだろう??
主治医からは下記の通り説明を受けました。
卵巣の働きが活発じゃない方が、抗がん剤の卵巣に対するダメージが少ないんです。
なので、ゾラデックスで生理を止めて卵巣の働きを抑えます。
おとなしい方が、影響が少ないので。
最終的に妊孕性が守られるか保証されるわけではないですが、できることはやりましょう。
なるほど…!そういった効果があったんですね。
ちなみにこちらの治療は、これから3~4年間 半年に1回行うことになりました。
生理は戻ってくるのか問題
治療後、生理が戻って自然妊娠する人がいる一方、卵巣機能が回復せずそのまま生理が戻ってこない方がいるそうです。
もし、このまま生理が戻ってこなくて自然妊娠が困難になったら…??
頭の中は不安でいっぱいでしたが、病院でパンフレットをいただき、説明を受けました。
20代であれば、ほとんどの人が生理は戻ってくるそう。
しかしながら、月経が再開しても自然妊娠が困難となる人もいるようです。
もちろん自然妊娠できる人もいるみたいなので、希望の方に振り切りたいです😹
参考:乳がん治療にあたり、将来の出産をご希望の患者さんへ 平成24年度厚生労働科学研究費補助金(第3次対がん戦略事業)「乳がん患者における妊孕性保持支援のための治療選択および患者支援プログラム・関係ガイドライン策定の開発」班編
※↑当時、病院でもらったパンフレット。少し古いかも・・・
先生、もう一度採卵がしたいです・・・🥚
将来は子どもが3人欲しい…ということは、卵子は50個くらい必要だ!!!
※私が調べた結果で、正しいかどうかは分かりません
だがしかし、今の個数では足りない…!後悔したくない…
もし、将来自然妊娠ができなかったら…???
もう一度採卵がしたい…頭の中でぐるぐるぐるぐる…
ゾラデックスをまさに打つという直前に、
はと子「先生、子どもが3人欲しいということは今の数じゃ足りなくて、もう1回採卵したくて@;*😨😨😨」
↑もうなんかいっぱいいっぱいで今思えば正常な判断ができない状態
主治医「え!!💦でも、はと子さんがそう言うなら、もう一度女性科に相談を…😵💦」
するとカーテンのシャッと開く音がして、
必要ない!!!その年なら自然妊娠!!!
もう治療始めるよ!
怒られた😂w
まとめ
・ゾラデックスは1種の抗がん剤で、性ホルモンを抑える効果があり、ホルモン受容体陽性の患者に有効
・ゾラデックスで卵巣の働きを抑えることで、抗がん剤の卵巣へのダメージを通常より抑えることができる
・35歳以下の人はほとんど生理は戻ってくる
(※月経が戻ってきたからといって自然妊娠が保証されたわけではないけど、妊娠できている人もいるし、ポジティブに考えよう!)
20代でこれから結婚・出産をしたいと思っていたので、治療以外の悩みもた~くさん出てきてしまいましたが、
江戸時代とかだったら治癒も困難だったのでしょう…じゃあ、贅沢な悩みなのかもっ!と自分に言い聞かせる😂w
ていうか、めちゃめちゃ大変な時なのに、さらに採卵したいってある意味ポジティブですねっ😅✋←
(治して、3人産もうとしてるってことですからね!😂😂)
そしていよいよ抗がん剤がSTARTします🚀